今回、お店側からオススメしてもらったのが、ダ・ヴィンチコース全5品、選べるプリフィックスコースというもの。“選べるプリフィックスコース”は、前菜・パスタ・メイン・デザート・デザートドリンクまで好きな料理を自由に組み合わせる事ができます。

・洋梨と阿波尾鶏、ブルーチーズの一皿

・鮮魚のカルパッチョ、柚子胡椒ヴィネグレットソース

・ハモン・イベリコ・ベジョータ　ルッコラと一緒に

・フォアグラ入りパテ・ド・カンパーニュ

・リングイネ　モッツァレラチーズとフレッシュバジルのトマトソース

・ペンネ　トリッパのトマト煮込みソース

・フェットチーネ　ポロ葱と美桜鶏、黄ニラのソース

・本日の鮮魚料理（例：真鯛の備長炭焼き　松茸のコンソメソース）

・帆立貝のグリル　焦がしバターソース

・熟成牛肉の備長炭ステーキ（+2,100円）

・美桜鶏と季節野菜の備長炭焼き　バルサミコとエシャロットのヴィネグレットソース

・浅葱風味の仔羊のグリル

・山百合ポークの備長炭焼き　森の茸と赤ワインのソース

・Strawberry Mille-Feuille

・Classic Tiramisu with Chef'd Choice Of ICE Cream/Sorbet

・Flourless Chocolate Cake With Chef's Choice Of Ice Cream

・コーヒー

・紅茶

スペインのみで作られる黒豚イベリア種の生ハム。ハモンはスペイン語でハムの事。イベリコというのイベリア種を指すそうです。ベジョータとは、〝デエサ〟と呼ばれる広大な樫の木の森で放牧され、一定期間ドングリの実を主体に食べて育った豚の中で認可を得たものにつけられる表記。白豚から作られるハモン・セラーノとは区別され、生産数はハモン・セラーノより極端に少なく、飼育にも手間ひまかけているそうで、出荷されるまでの熟成期間も長く、非常に高価とのこと。



ということは、世界三大ハムであるハモン・セラーノよりも上を行くハムということですね。一口食べた瞬間に衝撃が走りました。赤身の部分は、まるでチーズのような風味。噛めば噛む程、繊維が細かくなっているので、口の中にドンドン旨みが広がっています。脂身の部分は、人間の体温でも十分溶ける程で、甘くサラサラとしています。付け合せの産地直送、朝摘み野菜ルッコラ・苺との相性も抜群です。口の中から、あっ！っという間にいなくなってしまいました。前菜からかなりクオリティーの高い逸品に心が躍ります。

一口食べた瞬間、こんな絶妙な組み合わせのパスタは初めて！鶏肉とポロ葱の組み合わせは“鴨ネギ理論”に近い味わいでお似合いの組み合わせ。黄ニラの柔らかくニラ特有の香りがマイルドにソースと絡まっているので、香りと旨味が巧みに絡まったパスタと言えます。



今まで味わったことがないソースですが、スパイシーで中華っぽい味わいに感じます。また再訪したとしてもきっと僕はこのメニューを懲りずにチョイスする事間違いなしです。

店内の熟成庫で、厳選に厳選した国産黒毛和牛の赤身肉を20日以上熟成しているそうです。



お店の方曰く、旨味が凝縮されている中心部分のみを備長炭を使ったチャコールグリルで表面はカラリッと香ばしく、中はレアでジューシーな状態に焼き上げているそうです。



一口食べて見るとエイジドビーフ特有のチーズの様な発酵した香りが立ち昇ります。

アミノ酸が増加しているせいか、旨味たっぷりな肉汁もたまりません。



今回のコース料理にプラス料金を加算しても大正解でした。

お店お手製のティラミスとアイス。業務用では考えられない味わい深い仕上がりになっていて、〆に頼めて幸せでした。

全体的に丁寧な仕事をされているなぁと思いました。雰囲気も良く、スタッフさんもイケメン揃い。女性客が多いのもうなずけます。女子会のようなワイワイ飲めて騒ぎつつも落ち着いた雰囲気なお店で、本格派イタリアンを味わいたければここのお店を全力でオススメしたいと思います☆

sidedoor hisio （イタリアン / 六本木駅、乃木坂駅、六本木一丁目駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.9