焼肉激戦区の一つと数えられる、六本木でブランド牛で有名、尾崎牛が食べられると聞いて、新婚ホヤホヤのお友達カップルを誘って訪問しました。



場所は、日比谷線の六本木駅と広尾駅の中間にある、隠れ家的場所にあるオシャレなお店です。





個室で焼肉割烹なので、お店の方がテーブルについて、焼き手をお願いできるのがイイですね。






■けんしろう THE 肉

・コース料理の内、お肉に特化した部分をご紹介します。




▼【刺身】亀の子のお刺身盛り合わせ(山形牛)

後脚の付け根で、内モモより下側の内側にある部位の一部で、別名“カメノコウ”とも呼ばれています。前菜のお肉の部で出てきたメニューになります。お刺身風(※生肉ではない)で、塩や醤油・ユッケダレの3種類のタレで頂きました。肉質が非常にキメが細かく、脂身が少ないのが特徴的で、赤味の旨みが凝縮されていました。




▼【焼物】スノーエイジングタンと黒毛和牛のタン芯

東北の天然の雪室内で熟成するという特殊技法を用いたのが“スノーエイジング”というもの。一定の低温&湿度の中で、30日間熟成されたそうで、スタッフさんがつきっきりで焼きに徹してくれました。







おかげでベストな焼き加減で頂くことができたのですが、表面はサクッと香ばしく、中はジューシーでレア仕立てでした。タンを熟成させることで肉質は大変柔らかく、一口噛めば凝縮した肉の旨味と肉汁が口一杯に広がりました。








▼【焼物】名物!赤身肉のけんしろう焼き(仙台牛)

お皿の上にガラス蓋が覆っての登場です。ガラス蓋は中がモヤッていて、蓋を開けたら良い香りが立ち昇りました。良い香りの正体は、桜チップの燻製香。煙が晴れたら、ヒレ肉が出現です。



トリュフ塩につけて一口食べて見ると、お肉の表面から中心部に向かって赤いのに、全体的にお肉そのものが温かいと感じました。また、燻製香と牛肉の風味が見事にマッチしていて、とりつかれたかの如くバクバク食べてしまいました。



お店の方に聞くと、フレンチの技法を駆使して作ったメニューなんだそうです。お肉の焼きは“低温調理法”という、タンパク質の凝固温度をコントロールした調理法で調理され、仕上げに瞬間燻製として、サクラチップスで燻香を付けたそうです。




▼【焼物】尾崎牛のミスジとササミバラ

月の出荷数が30頭を超えないと言われている幻の和牛、宮崎の“尾崎牛”。



脂身の融点が30℃を下回り、口に入れた後サラサラと、甘味のある脂身がとろけ出すのが特徴的です。



そんなレアな牛肉の希少部位であるミスジ。



牛一頭から1~2kgくらいしか取れないとの事。



牛の肩甲骨の裏側の部位で、霜降りがキレイなのが特徴なんだそうです。



ミスジといいササミバラといい、脂身が多い部位ですが、あっさりしていて舌の上でサラリと流れて行きました。



けんしろうの店長さんが、自信を持ってオススメする、霜降り肉。



うなる程の美味さです♪




▼【焼物】ハラミとヒレ(仙台牛)



けんしろうの内臓(もつ)肉、ハラミ。脂肪と赤身のバランスが良く、非常に柔らかい肉質でした。噛めば噛む程、ジューシーな味わいです。お肉食べてる感が強く、満足感が得られるお肉です。



ご存知ヒレ肉は、前・後足や肩と違って活動する部位ではないお肉ですよね。焼いても肉質が硬くなることなく、柔らかい食感がたまりませんね。



実に上品で脂身が少なく、ヘルシーというところが女性に支持される所以なのかなと改めて思いました。それらのお肉は、けんしろうイチオシの焼肉ダレにつけて頂きます。



ハラミは白醤油、ヒレはフルーティダレをつけて頂きます。この二つのタレ。お持ち帰りしたいくらい美味しいです。



今までいろんなところでお店オリジナルの焼肉ダレを試してきましたが、ここまで驚いたタレは初めてです。



特にハラミ肉につけて頂いた白醤油は、上品でご飯に絶対合うタレです。



またヒレにつけて頂いたフルーティダレは、なにかの出汁のような味わいもして、思わず飲み干してしまう程のあとひく美味さでした。




▼【〆焼物】赤身の肉質と卵こだわったサーロイン焼きすきでOTR

ついに来ました!焼肉屋さんで、すき焼き仕立てのお肉が頂けるのって嬉しいですよね。



お肉だけではありません。玉子にご飯が用意されました。肉・玉子・ご飯。けんしろうの三種の神器が出揃いました。



サーロイン焼きすきは、超巨大ででも超薄切りなサーロインが甘辛醤油タレに漬かってテローンと登場です♪一瞬炙る様に焼いたら、もう食べ頃です。



けんしろうさんは玉子にもこだわっているようで、この日は栃木の玉子をチョイスしてもらっていて、白身を除いて黄身だけが提供されました。



ご飯も硬めに炊かれていて、焼けたサーロイン焼きすきを玉子にくぐらせてご飯と頂くのですが、僕は、フォトジェニックを意識して山盛りオーダーしたら、期待通り以上のマンガ盛り。



ここまでして下さったら、僕もアレをやりたくなっちゃいますよね。そう!サーロイン焼きすきでO・T・R(オン・ザ・ライス)!



山盛りご飯の頂上に、くぼみを作って黄身をトッピング。その山盛りご飯の山肌にターバンを巻きつける要領で一周半囲ったらOK!



勝手にメニュー名つけちゃいますが、“けんしろうサーロイン焼きすき丼”の完成です。玉子を崩してご飯に絡めたTKGと、“けんしろうサーロイン焼きすき”が実にマッチします。



柔らかいお肉を玉子がコーティングして硬めのご飯と一緒に頂くと口の中で柔・トロ・硬!と食感に変化が出てきます。



三者三様個々に与えられた役割を立派に果たしているなぁと感じました。




■けんしろう コース フード

・コース料理の内、印象的だったフードメニューをご紹介します。




▼【前菜】じゃがいもの冷製すりながし

冷たいジャガイモのポタージュとは違い、もっとあっさりとしています。



おそらく僕がレシピを予想するに、ジャガイモをすりつぶし、出汁でのばして、おすまし仕立てにしたものと推察します。



ポタージュだともったりしていそうですが、このすりながしは、さらさらと優しく流れて行くイメージです。胃の中を優しくコーティングしてくれるような感じでした。




▼【サラダ】けんしろうサラダ

葉物やトマトが、ごま油の香ばしいドレッシングと絡み合い、なんとも食欲を向上させ、わくわくさせますね。火に油を注いだことはありますけど、胃袋にゴマ油を注ぐのは初めてです。食欲全開で焼肉を味わえます。




▼【箸休】あやめ蕪の酢の物

焼肉と焼肉の合間に用意されたカブの酢の物。しゃくしゃくと舌の上の脂を洗い流してくれます。




▼【温物】ボロネーゼ風のグラタン

ボロネーゼは、トマトベースの香味野菜と挽肉を炒め合わせたソースですが、この挽肉にあたる部分に尾崎牛が使われているとのこと。ナス・ズッキーニがグラタン皿のそこに敷かれていて、ボロネーゼソースをかけた上からチーズがトッピング。



焼き目から香ばしい香りが鼻をくすぐります。熱々なので食べるのに注意が必要です。ナスやズッキーニの瑞々しさと、ボロネーゼソースの濃厚さは実に相性が良いです。




▼【お食事】尾崎牛とごぼうの炊き込みごはん

牛肉とゴボウの組み合わせは絶妙ですよね。



尾崎牛の出汁・脂が米に染み込んで一見くどいと感じるかも知れませんが、そこはゴボウの出番。



ゴボウの土の香り・アクの強さといったゴボウの個性が、尾崎牛の脂っぽさを受け止め別な物へと変化させていました。



ボリュームは女性に丁度良くでありながら満足感は十分得られます。




▼【デザート】本日のデザート3種盛り合わせ

小さい鯛焼きにはヨーグルトのシャーベットやバニラアイスをディップして頂きました。さっぱりとしていて、焼肉の余韻を残しつつもサッパリと締めくくることができました。




まとめ

今回は幻の尾崎牛をメインに、和牛の余分な脂がなく旨みの詰まった赤身肉や旬の食材を使用した創作料理がメインの12,000円のコースをチョイスしました。単品よりも厳選された種類のお肉を存分に楽しめるというお店の方のイチオシコースでした。



確かに、いろんな種類の牛肉・部位を、最高の食べ頃・食べ方で、おもてなし頂きました。今度訪問する時は、特別な日に家内と二人で来たいなぁ~と思いました。