先日、新潟出身で大学時代の旧友と、都内で急遽ディナーすることになりました。せっかくなのでオシャレなお店を探していたら、素敵なお店にたどり着いたので、ご紹介しようと思います。



新橋駅から東北へ徒歩3分。



アクセスが良く、エレベーターで8Fに行くと新幹線や虎ノ門ヒルズが眺められるオシャレな和食割烹屋さんがあります。





シックで現代和風な店内には、カウンター席・テーブル席・完全個室席もあり、非常に落ち着いた雰囲気です。




▼上越やすだ新橋銀座口店 お料理 THE BEST

・お米を食べよう!

上越やすだ新橋銀座口店は、新潟の美味しいお酒を、たくさん取り揃えています。



その為、お酒がたくさん飲めるように、お通しにピンポン玉くらいの炊きたてご飯を持って来てくれます。お米という糖類を予め胃に入れることで、急激に酔がまわらないようにする為との事。



ただ、このお米がめっぽう美味いんです♪最高級の新潟県産コシヒカリを佐渡の海洋深層水の中硬水を使って炊き上げたものなんだそうです。ふっくらとして、お米の甘みが最大限引き出されていて最高です。




・こしひかりおにぎり(たらこ・鮭・梅)

今回、たらこをオーダー。ふっくらと握られたおにぎりは海苔が控えめ。お米の味をダイレクトに味わえるおにぎりでした。



米の甘さと、たらこの塩っぱさが巧みに口の中でお結び合っていましたwお米が美味しいと、こんなにもおにぎりが美味しいとは思いもしませんでした。




・のど黒土鍋飯

上品に脂がのった、のどぐろを塩焼きにしたものを乗せて、最高級新潟県産コシヒカリを佐渡の海洋深層水の中硬水を使って炊き上げた贅沢な土鍋飯です。



のどぐろをいったん塩焼きにしているところが憎い演出ですね。香ばしさが加わっていました。また、のどぐろの脂がご飯に絡まって、コクのある土鍋ご飯に仕上がっていました。



なんといっても特筆すべきは香りが良いこと。魚臭さなんて一切なく、鯛めしよりも上品な気がします。ご飯が美味しいのもこの土鍋が美味しい理由の1つかもしれませんね。




・白身魚のトロ!のどぐろ塩焼き

本名アカムツ。喉の奥が黒いことから付いた“のどぐろ”と一般的に言われている高級魚。全身は赤色している白身魚です。白身魚でありながら、脂がのっていてくせがないと評判で、デパートの鮮魚売り場で見かけることがあります。そののどぐろをBESTな状態で頂くには塩焼きが一番!ということだったので、オーダーしました。



板さんが炭火でじっくりと、ふんわりと焼き上げてくれました。身はホッコリぷりぷり。脂がのっているのでトロを炙ったみたいに甘さが際立ちます。



このお店では、日本海側を中心として、その時期に一番良い状態の、のどぐろを全国各地より仕入れているそうです。




・白身魚のトロ!のどぐろ煮付け

甘辛く煮付けられた、のどぐろは言葉にならない美味さ。ご飯大盛り!と思わず叫んでしまいそうでした。



のどぐろの脂が全体にまわり、テリがハンパない。ほっこりと崩れて口の中でトロッととろけてなくなってしまいました。



煮付けても魚の味わいが強いので、塩焼きとは、また違ったインパクトが味わえます。




・上越産 南蛮海老刺身

初めて食べた南蛮海老ですが、別名:甘海老とも呼ばれているもの。正式名称はホッコクアカエビといい、新潟では色や形が赤唐辛子(南蛮)に似ていることから南蛮エビと呼ばれているそうです。



とろっとした甘みが強く、通常の甘海老と違ってプリッとした独特の食感がありました。頭には凝縮された旨みが詰まっており、チューチュー吸うのが楽しい逸品です。



また青い粒粒は、卵なんだそうです。甘海老本体とは違った甘みを持っていました。これは思わずおかわり!と叫んでしまいそうですね。




・佐渡産 特大毛ガニ

土佐酢と一緒に頂くのですが、毛ガニのミソと、上越の発酵調味料“かんずり”をちょっと溶かして頂きました。



毛ガニを食べるための薬味ではないのですが、この“かんずり”が良い演出をします。毛ガニのミソはコッテリとした味わいで。



そこに、ちょっとピリッとした柚子の香りと刺激が加わることで、毛ガニの風味をまろやかにさせ、いくらでも食べ進めることができます。




※“かんずり”とは?

唐辛子を雪の上にさらし、アクがとれ味が和らかくなったのもをすりつぶし糀と塩、ゆずなどを加え3年程熟成させたものをいいます。


・村上牛ほう葉柚子味噌焼き

全国肉用牛共励会において最高位の名誉賞である日本1位に輝いたことがあるという、高級ブランド“村上牛”。牛肉とお味噌の相性は抜群なのはもちろん、柚子の香りと、ほう葉の香りが村上牛の良いところだけを更に伸ばしているかのようでした。



それにしても村上牛の繊維の細かいこと。脂身は少なめなので、一口噛めば牛肉の赤身のジューシー感に魅了されることでしょう。




▼上越やすだ新橋銀座口店 お酒 THE BEST

新潟県は日本一の米どころでもありますが、酒造りの名産地でもありますよね。
 


新潟地酒のみにこだわり、常時40種類以上用意されているということで、新潟県南部の南魚沼市の純米酒を頂きました。






・鶴齢純米酒 飲み比べセット(青木酒造)

鶴齢 純米酒 海中熟成酒

東京都品川区にある、古酒専門バー“酒茶論(シュサロン)”より仕入れていて、海の中の気圧、温度変化、対流など海中特有の貯蔵環境下で熟成された純米酒は旨味がまし、より深い味わいになるということで早速試してみました。



海の味がする!と言ったら嘘ですがwこなれていることだけはわかりました。



熟成しているだけあって風味が落ち着いていて飲みやすいです。白い粒粒は貝殻だったり潮が残留している証拠ですね。面白い♪




鶴齢 純米酒蔵熟成酒

雪深い南魚沼の山間に構える蔵元で特別に氷温貯蔵されたお酒。こちらの方が日本酒の米の風味が鼻の奥まで届いてきました。どちらのお酒も、食事の邪魔をせず、引き立たせてくれる相棒的な役割を担っていた気がします。




まとめ

新潟県LOVE!という印象を受けました。新潟県グルメを推奨するお店はたくさんありますが、僕が今回ご紹介したもの以外にも、新潟県の名物をこれでもか!という程取り揃えています。

またお店の方針なのかも知れませんが、スタッフさん一人ひとりがメニューの詳細説明ができたところに驚きました。新潟県の今旬を味わうならこのお店オススメですね。

最後に、このお店のこだわりエピソードを1つ。日本酒を飲む際の和らぎ水には新潟県佐渡の海洋深層水の軟水を用意していました。美味しく悪酔いせずに日本酒を楽しむ為には軟水は必須ですよね。中硬水といい軟水といい、お米や飲料水にまで徹底しているこだわりっぷり、脱帽ですね。

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