女性を対象としている、にんべんのイベント“にんべん だしアンバサダー”家内が、この“にんべん だしアンバサダー2015年度”の第二期生として、にんべんおだし教室に参加している。今回ブロガーとして見学してきたので、その様子を簡単にお届けしようと思う。




▼にんべん だしアンバサダーとは?
2014年10月より開始した、にんべん主宰の働く女性たちを、“おだし”で応援する活動。


にんべんのかつお節だしを毎日の暮らしに取り入れ、その魅力を広め、なによりも自身が「おだし美人」を目指す方を対象。にんべんでは、働き世代の女性を“おだし”で応援したい。


次世代へおだしの魅力を継承していきたい。そういった想いでこのプロジェクトを推進しているとのこと。


via にんべん だしアンバサダー 

▼にんべんおだしの魅力とは?
・かつお節は必須アミノ酸を含む食品であり、かつお節だしはリラックス感を味わえるとのこと。

・和食の基本である“おだし”を取り入れることで、体の中からキレイになれるといわれているそうだ。

・ティータイムや休憩時、普段のコーヒーやお茶の代わりに“おだし”で一息つくことで満腹感が得られるといわれている。

・飲む“おだし”を使って、忙しい朝も味噌汁を一杯。毎日朝食をとってカラダのタイマーを整える。

・仕事で遅い夜には、夜食代わりに一杯の“おだし”。おなかもこころもホッとできる。

▼にんべんおだし教室 応用編 内容
前回のおさらい。初級編で学んだ成果を自宅で復習し、レシピ通りに作ってみたかのチェックからスタート。


復習が終わったところで今回は、“にんべん流おだし”で作るお味噌汁”作り方教室の始まりだ。


“おだし”があれば、塩分控えめで尚且つ美味い味噌汁ができるということで、“おだし”を取るところから始めた。


今回使った“おだし”の組み合わせとしては、料亭などではポピュラーな鰹節と昆布の合わせだし。


豊潤な味と香り、そして濁りのない上品な琥珀色が特徴。


煮立ったら火を止めて、削り節が沈むまで待ってから、さっ!と濾すのがポイントだ。


削りぶしを濾す際、絞るとえぐみが出るとのこと。


昆布は冷蔵庫で8時間位つけてじっくりとる。時間がなければ1時間水につけてからトロ火で1時間程度抽出する。更に時間なければ、弱火で10分程度抽出する。


具は、今回しめじと小松菜を順に入れ、火が通ったら沸騰する前に火を止める。




約3%の濃度で味噌汁を作る。




いつも作る味噌汁と見比べてみるとかなり薄そうなイメージだ。


実際、試食してみると、“おだし”が効いていて味噌が少なくても十分美味しい。いや、“おだし”の味わいを重視している人ならば間違いなく、この味噌汁が大好きなはずだ。“おだし”のおかげで、一本芯が通った味わいだ。


また、(左側の椀)塩分が含まれている顆粒だし(化学調味料)と比べてみると、(右側の椀)今回の天然の“おだし”の方が、より自然な味わいで完食完飲してしまった。


今回は、“おだし”が効くと味噌汁にどのような影響が出てくるか、その実験でもあり大変勉強になった。


▼旨味成分の学習
なぜ?“おだし”が効いたお味噌汁は、こんなにも美味しく感じたのか?“おだし”の旨み成分について説明があった。鰹だしに含まれるイノシン酸・昆布に含まれるグルタミン酸が合わさると相乗効果で旨み成分を存分に味わえるとのこと。


興味深かったのが、旨み成分である昆布だしに含まれるグルタミン酸はアミノ酸の一つ。海外に目を向けると、イタリアでは野菜のトマトに含まれるグルタミン酸を良く料理で使うとのこと。


▼“おだし”に使う水へのこだわり
また、“おだし”を美味しく取るには水にこだわって欲しいとのこと。硬度が低くPH値も弱アルカリ性の低い、軟水を推奨していた。にんべんが運営している日本橋本店では、岐阜県長良川上流の高賀山から湧き出た天然水を“だし力の水”として一般販売している。


まとめ
今回、にんべんおだし教室を見学させて頂いて、実に美味しく有意義なひと時を過ごさせて頂いた。


“おだし”をしっかり取るのは手間かも知れないが、この手間が美味しくさせる秘訣だと思った。


にんべんは、日本の食文化に古くから根付いている“おだし”を通して、食文化の発展・健康などに美味しくアプローチしようと試みておられた。


にんべんのこの美味しい取り組みが、一人でも多くの日本人に伝わることを願いたい。お味噌汁は日本人のソウルフードなのだから。