昨年放送された戦国時代の名軍師、黒田官兵衛が実際使っていたという茶碗型の兜を中津城に行った際、かぶってきた。(もちろんレプリカ)





お城の職員の方に、なぜこのような兜を使っていたのかを伺うと、意外と深い意味があったのでご紹介しよう。


今回紹介する兜の正式名称は“銀白檀塗合子形兜”(ぎんびゃくだんぬりごうすなりかぶと) このお椀をひっくり返したような兜。実に変わっている。

職員の方の説明によると6枚張りの内鉢の上に、薄い鉄板で形成された兜とのこと。外鉢は鉄地に銀箔を押し、その上から透漆(すきうるし)をかけているそうだ。この技法を白檀塗りというそうだ。この技法により、独特の艶っぽい赤褐色になる。


黒田官兵衛のお嫁さんの義父から婚約の祝いに贈られた銀白壇塗合子形兜をもとにつくられたとのこと。"合子"とは身と蓋が一対で成立する容器のことで、夫婦の間柄を指すそうだ『合』という言葉には、連れ添う・集まる・会わせる・結ぶなど人々の願いとなる意味があるそうだ。




まとめ

夫婦円満を望み、兜という武士の象徴に堂々と夫婦の願いを表現している武将、黒田官兵衛。戦国武将というとどうしても血なまぐさいイメージが強いが、その印象が大きく変わった。中津城に来てまた違った角度で黒田官兵衛を深く理解することがで、兜の謎が解けた気がした。


▼中津城
所在地
〒871-0050
大分県中津市二ノ丁本丸