日本コカ・コーラよりも先駆けて、まずサントリーが京都の老舗茶舗である福寿園と提携を行って開発し、2004年に発売された伊右衛門は爆発的ヒットとなり、その影響を受けて他社も老舗茶葉メーカーとの提携や茶葉生産名人の監修を受けるなど、味・原料・製法に関して付加価値の高い緑茶飲料の開発・発売が行われているが、日本コカ・コーラも長年取り組んできた緑茶飲料に関して、他社を追撃するための戦略商品と位置付けされるプレミアム緑茶を展開することになり『綾鷹』が開発されたのだった。
“綾鷹”というブランド名は上林春松本店が販売していた高級玉露に由来している。また“綾”と“鷹”の字が持つ本来の意味とその組み合わせが、本製品の位置づけである“プレミアム緑茶”を表現していることから採用された。
“綾鷹”というブランド名は上林春松本店が販売していた高級玉露に由来している。また“綾”と“鷹”の字が持つ本来の意味とその組み合わせが、本製品の位置づけである“プレミアム緑茶”を表現していることから採用された。
▼綾鷹茶会内容
結婚式の会場としても由緒正しい、明治記念館で行われたプレミアムなイベントだった。
お茶のイベントということを意識してか?お寿司が出てきた。
なんか、いつも参加しているイベントと趣が違った。記者会見のような形式でブロガーとして背筋がシャンとするような感じだった。お腹も落ち着き、綾鷹イベントスタート。
お茶のイベントということを意識してか?お寿司が出てきた。
なんか、いつも参加しているイベントと趣が違った。記者会見のような形式でブロガーとして背筋がシャンとするような感じだった。お腹も落ち着き、綾鷹イベントスタート。
今回のイベントは、日本コカ・コーラ社が出掛けた、綾鷹の製品開発者と、綾鷹の製品開発に全面バックアップしている、綾鷹のCMでおなじみ上林秀敏氏からプレゼンと実演があった。
上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)ってなに?
綾鷹を生んだ上林家はその昔、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康とも縁が深い茶士の家で、歴史とともに茶師(既存のお得意先にしか卸さないお抱えお茶屋)から、茶屋(一般流通販売)へと転身し450年も伝統を受け継いできた京都・宇治の老舗茶舗が “上林春松本店”だ。しかしながら、宇治に行くと上林家は兄弟が仲良くないようで、兄弟で元祖上林家の味を強調しており、どちらが正統な継承者か、わからないというのが悩ましいところだ。そんな兄弟喧嘩の中、弟子のお店が一番流行っているのだから皮肉なものだ。やはりどの時代でも皇位継承問題というのは起きるんだと先日宇治に行って知った。
みんなで急須体験!
上林秀敏氏の指導の下、みんなで急須でいれた本物の緑茶の味わいを体感しよう!ということで急須セットがテーブルにセットされた。
あまり、急須で飲む機会がめっきり減った感があって、みんなどことなく手つきがぎこちない。
緑茶って一回飲んでみると実に味わい深い。独特の甘みが口一杯に広がり、鼻を抜ける爽快感は新緑のど真ん中で深呼吸しているかのようだ。
上林流秘技“合組”(ごうぐみ)
ここからは上林春松本店の伝統の茶師の技である“合組”(様々な茶葉を組み合わせ一つの味わいを作り上げる技術)を体験だ。
数ある茶葉の中から厳選する。
箕(み)を2枚を交互に組み合わせて合組開始。通称:茶箕(ちゃさじ)ともいう。ちなみに、このイベント箕(み)を知っていたのは僕だけだろうが、田舎に行くと良く目にする“すいとん”の具は、よくこの箕(み)の形をしているのをご存知だろうか?火が通りやすくするためと箸で持ち上げやすい形なのだ。
動画もよろしければどうぞ!
上林春松本店の伝統の味を皆で味わった。
ソムリエのような品評会となり、表現方法にいささか戸惑いながら感想を記入。
僕達もこの後、合組を体験して独自ブレンド茶を完成させた。後日郵送で送られてくるそうだ。
是非、こぶブレンド“こぶ鷹”を我が家に来られた客人に振る舞いたい。
しかしながら、この美味しい緑茶を飲んだ後に飲んだ綾鷹がちょっと美味しくなかった。日頃、綾鷹は好んで飲んでいただけに“急須のような味わい”であって、急須の味わいでは無いことを痛感した。今後、急須の味わいが楽しめたら、日本コカ・コーラ社はお茶市場を独占できることだろう。にごりは旨味。更なる技術革新に期待が膨らむ。
一連の体験が終了したところで質疑応答の時間。記者会見ばりに質問した。
綾鷹はペットボトル緑茶市場ロングラン商品として、他のブランドを追随させない程、お茶業界に革新をもたらしたと思う。是非、今後の綾鷹の進化に大いに期待を寄せている。
【イベント概要】
【イベント概要】
■タイトル:「綾鷹茶会」綾鷹の開発に協力した創業450年上林春松本店と本物の急須体験をしよう!
■日時:2014年3月17日(月)19:30~22:00(開場 19:00)
■会場:明治記念館(東京)
■住所:東京都港区元赤坂2-2-23
■地図URL:http://www.meijikinenkan.gr.jp/access/
■交通案内:JR中央・総武線【信濃町駅】徒歩3分
地下鉄 銀座線・半蔵門線・大江戸線【青山一丁目駅】(2番出口)徒歩6分
地下鉄 大江戸線【国立競技場駅】(A1出口)徒歩6分
■参加費用:無料(対象はブログを活用している方となります)
■募集定員:36名