名古屋に一ヶ月長期出張して、仕事そっちのけでグルメ三昧な生活を送って5kg太って帰ってきkobu0203です。




名古屋といえば鰻の“ひつまぶし”が有名だ。名古屋には老舗名店と言われるお店が多数ある。今回、名古屋市内の老舗7店舗まわってみて総合的に良かったお店を比較し厳選して紹介する。

▼お店を選ぶポイント
僕が“ひつまぶし”を食べるにあたり大切にしているのが、味はもちろんながら“落ち着いて食べられる雰囲気か?”否かだ。

正直何店舗もまわってみると見た目も味も、どの店舗も大きく差がないと僕は感じた。

どのお店も懐石チックな雰囲気で、ゆっくり食べるのが“THEひつまスタイル”。接客サービスについて長く居られるような店作りをしているかどうかが大きなポイントだ。

名古屋市内は、ひつまぶし発祥の店として名高い2店舗(HとI)は老舗を看板として、それを良かれとあぐらをかいており、名前だけが先行しており実質的な接客サービスが置き去りにされているように感じた。

観光客が押し寄せているから、忙しくておざなりな対応になってしまうのかも知れないが、サービスがいささか劣化しているような印象を受けた。

店員が素晴らしく美人を揃えたのはいいがお客をもてなしている態度とは到底思えない接客態度だ。

▼じゃぁ〜どこのお店がいいの?
そんな中、僕がオススメするのは名古屋に4店舗(天白本店・新栄店・名駅店・日進店)を構える創業160年の歴史を持つ、まるや本店!中でも“まるや本店 名駅店”を紹介する。


①古いしきたりを、ぶっ壊せ!
・行列ができる中、待合席でお茶を出してくれたり、かなりシーティング(座席案内)も丁寧だった。お客に対する“おもてなし”の精神が温かく非常に好感を持てる。ひつまぶしは配膳されたら終わりではなく
お茶漬け感覚で頂くための“ダシ”が重要なポイントを握っている。熱々を提供するために店員は、お客の食べるスピードをさりげなく観察しており、ダシが欲しいタイミングを見計らって声をかけてくる。この“間”こそ訓練されていないとできないサービスだ。老舗は最初からダシを置いて行くので冷めていることが多い中、このお店は素晴らしい観察眼を持っている。



②予約ができる!
・オープン前に並んで整理券を配布し、指定された時間に来店したり、ひたすら並んで待つお店が多い中、ここは電話で事前に予約することができる。

 
③寒さ・暑さ・トイレの心配が不要!
・冬は寒い中、夏は暑い中、並ぶのがかなり辛いもんだ。しかし名駅店は名鉄百貨店の中にあるので空調設備が整っている為、寒暖に対応できている。トイレもデパート内にあるのでキレイで安心だ。

④トッピングが充実
・ひつまぶしは、ご飯が入ったお櫃に鰻の短冊切りが敷き詰められており、お茶碗によそって食べるスタイルで、トッピングを色々と自分好みに合わせてかけてMyひつまぶしを完成させる、カスタム式ウナギご飯だ。〆には出汁をかけることで鰻の脂をご飯一つ一つにまとわせ頂く。


そこで重要なのは、トッピングの充実と漬物の力の入れ様が重要な鍵となる。普通は海苔・ワサビ・小ネギの三種類がポピュラーでおかわり自由なのだら、まるや本店の場合は、シソが入っているのだ。

しかも京都一味家の香り高い山椒がかけ放題で鰻のタレもかけ放題と、他店舗との差別化を図っている。


鰻好きだとあまり感じないかも知れないが、鰻は独特のクセがある。単体でも香は良いが飽きてくることがある。それを香り高きトッピングを加える事で隠れた鰻の美味さを引き出してくれる。鰻の脂がキツく感じたら、お店独自の奈良漬けが舌をリフレッシュさせてくれる。


以上4点が、他の店にはないサービスであり、僕が気に入る理由だ。是非、鰻が最も脂が乗って美味い、夏にトライしてもらいと思う。


ちなみに鰻屋だけあって、名物ウマキ(出汁巻き玉子の中に鰻が入っている)も絶品だ!