今回のSUNTORY主催のブロガーイベントのメインとも言える新醸造設備が導入され、稼働して間もない施設の見学ができるということもあり、最新鋭・一般未公開といったキーワードが大好きな僕は興味津々な見学内容だった。


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製造工程を見学できる建屋に移動した我々。


製造工場の内部に潜入した我々が、まず目にしたのはSUNTORYの創業事業である技術の結晶だった。






登美の丘を空中からみた模型。甲府盆地から600mも高いところにあることがわかる。


土壌の性質を知ることが、ワインの一番重要なお仕事のようだ。


SUNTORYのワインに対する姿勢を映像を通しながらお勉強。


さぁ、製造工場の中にマスコミ取材以来、我々ブロガーが第一目撃者になる瞬間だ。


自前の畑である登美の丘で栽培されたブドウのみを使う高級銘柄の「登美」「登美の丘」の醸造を従来の生産ラインから切り離し、独立して行うための専用設備が設けらていた。


これまで以上にブドウの酸化を抑えて香味の劣化を防げることから、高級銘柄ワインのさらなる品質向上が期待されているとのこと。


新醸造設備は1億5千万円を費やし、約1年間かけて今年7月に完成し今月、試験醸造が始まった。


収穫したブドウを極力傷めることなく、実から硬い枝の梗(こう)を取り除ける新型の除梗機を国内で最初に導入したほか、白ワイン用ブドウから果汁を抽出する圧搾機も新たに増設。




また、ブランデー造りに使われていたセラーを改築して、畑の区画ごとに発酵を行える自動温度管理の小容量タンクをまず15基配置し、今後も増やす計画なんだそうだ。


一連の専用生産ラインは、施設の傾斜を利用し、ブドウや果汁が重力により自然に発酵タンクへ運ばれるシステムで、ブドウへの負荷が従来と比べ少ない。


新しい設備により、収穫後のブドウの酸化をこれまで以上に抑えられるうえ、区画ごとのブドウの個性を生かせるため、香りや味の向上を図れるとの説明があった。


「登美」「登美の丘」に使われるブドウは、登美の丘で栽培されたカベルネソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネ、リースリングなど欧州系品種と日本古来の甲州で、登美の丘産ブドウ全体の8割を占める。


今回の新醸造設備の導入で、国内各地の契約農家などの手による国産ブドウで造る主力品の「ジャパンプレミアム」や、新酒などとは生産ラインが分けられ、高級銘柄ワインに使われる自園ブドウの栽培比率に見合う生産態勢が整いつつある。新設備で造られたワインで最も早い一般市販品は、来秋に発売される予定。


まとめ
サントリーは創業当初の主力製品はワインだった。その原点ともいえるワイン製造工場見学させて頂けたことは非常に貴重な経験だった。
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1.日時&タイムテーブル
2013年9月1日(日)10:45集合~18:20解散
10:45 甲府駅 南口バスターミナル集合
10:45~11:30 バスにて移動 登美の丘ワイナリーへ
11:30~12:40 ランチ、本日のスケジュールご案内
12:40~15:45 「技師長が語る 特別ワイナリーツアー」スペシャル版(畑見学、醸造工程・樽熟庫・醸造工程見学、テイスティングなど)
15:45~16:30 休憩、お土産タイム(ショップご案内)
16:30~17:30 懇親会
17:30~18:20 バスにて移動
18:20 甲府駅 解散

2.イベント開催場所
〒400-0103 山梨県甲斐市大垈2786