スタジオジブリ宮崎駿が原作・脚本・監督を手がけた『風立ちぬ』。ポニョ以来の◯作だったのでネタバレ込みの感想をお届けする。
風立ちぬ CARD COLLECTION PREMIUM 

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今回の映画、賛否両論が分かれる作品だったと思う。堀辰雄の名作“風立ちぬ”が原作になっており、そこに宮崎駿の世界観が重なっている作品だ。


あらすじ
ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生をモデルに生み出された主人公の青年技師・二郎が、関東大震災や経済不況に見舞われ、やがて戦争へと突入していく1920年代という時代にいかに生きたか、その半生を描く。幼い頃から空にあこがれを抱いて育った学生・堀越二郎は、震災の混乱の中で、少女・菜穂子と運命な出会いを果たす。やがて飛行機設計技師として就職し、その才能を買われた二郎は、同期の本庄らとともに技術視察でドイツや西洋諸国をまわり、見聞を広めていく。そしてある夏、二郎は避暑休暇で訪れた山のホテルで菜穂子と再会。やがて2人は結婚する。菜穂子は病弱で療養所暮らしも長引くが、二郎は愛する人の存在に支えられ、新たな飛行機作りに没頭していく。
ネタバレ注意!
この映画の結末は、男は仕事が命!女性はそんな男性を支えるべきだ的な“古風な思想”(男尊女卑)が横暴する昭和の時代に、ピュアな恋愛思想を紛れ込ませているような映画だと感じた。


遠距離になろうとも、いざとなれば病気の奥さんに一目会うために赴任先から奥さんの下へ駆け付ける旦那さんの健気な姿が美しい。


コレといった盛り上がりがなく、淡々と流れていく恋愛物語に大人はさておき、子供たちには退屈だったようで、前後左右に座っていた子供達は寝てたり、おしゃべりしたりして、ちょっと残念な映画鑑賞になってしまった。


鎖国後遺症とも思える“富国強兵”・“ものづくり日本”に専念し過ぎるあまり、置いてけぼりになってしまっている“人のキモチ”を恋愛というフィルターを通して上手く描けていると思った。


宮崎駿の世界観は後からジワジワとボディーブローのように効いて、ふつふつと感動が沸き起こるものなので、一度と言わず二度三度繰り返し観てこの映画の本質を味わって欲しいと思っている。容易に総評できかねる奥が深い映画こそ、スタジオジブリ作品の特徴だ。
風立ちぬ スタジオジブリ絵コンテ全集19 

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■映画館情報 
▼所在地
埼玉県さいたま市浦和区東高砂町11-1 浦和パルコ6F
▼連絡先
048-813-8856
▼アクセス
JR浦和駅東口すぐ
▼駐車場
有 840台
▼アルコール販売
あり
▼車いす
座席/トイレ